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政治家を目指したきっかけ

2019年より外国人の司法通訳人が足りないという理由から、犯罪を起こしたベトナム人の警察や検察庁での被疑者の取り調べの通訳や、弁護士接見に同行する通訳などの司法通訳の仕事に携わるようになりました。この5年間で外国人犯罪の件数が徐々に増え、近年は中国を抜いてベトナム人の年間の逮捕者が約3500人でワースト1になってしまいました。私はこの現状に強い問題意識を感じると同時に、問題点は2つあると考えています。

一つ目は、外国人犯罪にまつわる通訳費用です。日本人と違って、外国人が捕まると取調べ等の通訳費用が発生したり、国選弁護人が無料で依頼できます。被疑者にお金がないと結局は国が全てその費用を補い、大阪だけで年間数億円になります。外国人の被疑者の逮捕によって発生する通訳費用等が、私達の大切な税金から使われています。

二つ目に、留学生や技能実習生の過酷な労働環境です。日本・ベトナム両国の政策で留学生や技能実習生の受け入れを増やしている一方で犯罪件数も比例して増えています。本来は母国でも犯罪を起こさないような人が日本に来て犯罪を起こしてしまっている。実際に給料が毎月手取り約10万円と低く、日本人と同じ扱いを受けず、言葉が分からないからといじめられたり暴力を受けたり、やがて逃亡する技能実習生が後を絶たず犯罪に手を染めるケースが非常に多いです。

この悪環境を改善しなければ、これから日本を選んで働きに来てくれる外国人が減っていきます。そうなれば少子高齢化の日本は今以上にもっと労働力不足になり今後多くの企業が倒産しかねません。私たちが一生懸命働いて納税した大切な税金は日本社会をよくするために使われてほしい。そして外国人の働く環境をよくしたい。そうした思いで私は政治家になろうと決心しました。